2008-01-01から1年間の記事一覧

忘れない

大切な人との「別れ」が多い1年だった。伯父に、父。そして一昨日、家人の祖母が、静かに息を引き取った。それぞれと一緒に過ごした日々を忘れることはないだろう。 この世に存在しなくなった後、誰かに思い出してもらえるような、そんな人生を送ることがで…

お買い物

裏表紙が坂本慎太郎だったので、つい買ってしまった。クイック・ジャパン81 (Vol.81)作者: 浦沢直樹,ゆらゆら帝国,大場つぐみ,小畑健,小山ゆう,槇村さとる,神尾葉子,新井英樹,ハロルド作石,古川日出男,内村光良,千原ジュニア出版社/メーカー: 太田出版発売日…

忘年会5

家人の高校時代の同窓に、ひとり混じって参加する。泡がはじける直前に就職した世代なので、大手企業にお勤めの方々ばかり。2歳しか違わないのに、この格差はなんだ。じつと手を見る。

「タコ物語」

そういえば、これも「食」と「性」とが交錯したような歌詞だ。たぶん。 すべて含めて、「生き物さ」。

喫食恐怖

人前で食事をするのが苦手だ。初対面ならなおさらで、自らの眼を通して確認できないその行為を、他者の視線に晒すには相当の勇気と覚悟がいる。 Aは俄然として、人間の手に違いなかった物がいつの間やら白菜の茎に化けてしまったことを発見する。いや、化け…

忘年会4

かつての後輩たちと久方ぶりの再会。ひとりは学校事務関係、ひとりは私立中学・高校の教員、ひとりはIT関連の企業に勤めている。3者3様の、そのまっすぐさに心打たれる。が、ほんの少しだけ力を抜くことも大切だ。願わくば、挫けずに、曲がらずにいて欲しい。…

ナンバジャズ

今年最後のライブは、COCON烏丸にあるshin-biで、崔在哲とナンバジャズ。 まずは甲高い鉦を打ち鳴らしながら、崔さんが登場。その音量と迫力に圧倒される。さらに、チャンゴという韓国の太鼓に持ち替え、歌いつつ、踊りつつ、熱のこもった演奏は続く。自在に…

変体仮名

昨夜の夜遊びで読めていなかった夕刊を、朝刊とともに目を通す。 「窓 論説委員室から」のタイトルに「携帯に変体仮名も」とあったので、いつものように飛ばさずしっかりと読む。内容は「携帯電話でメール交換」する「若い世代」に「活字回帰」の可能性をみ…

欲しい物

プレゼント交換ではこんなものが当たった。だららん日和―リラックマ生活〈2〉作者: コンドウアキ出版社/メーカー: 主婦と生活社発売日: 2004/11/01メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 25回この商品を含むブログ (54件) を見る どちらかといえばダラックマ…

忘年会3

文理研メンバーwith院生と伏見の酒蔵界隈にあるべんがらやでクリスマス会を催す。プレゼント交換などで盛り上がる。 それにしても、何故クリスマスにおでんなのか。そして、何かしらクリスマスらしいことをしたのか。巨大なハテナ。ま、忘年会だと思えばあん…

あおじる

プチ同窓会の前に立ち寄った紫野和久傳堺町店の茶菓席。落ち着いたスペースでいただく和菓子は絶品で、時の流れを忘れそうになる。が、添えられていた抹茶は超・お薄で、万人にとって飲みやすくしていたと考えられなくもないが、その目論見は失敗であったと…

忘年会2

中学・高校時代の友たちとプチ同窓会を催す。卒業してからほぼ20年。そうか、もうそんなに経つのか。 互いに年齢相応の苦悩や事情を抱えつつ、それでも笑顔で語り合えることの幸せをかみしめる。年をとるのもそう悪くはない。

阿部和重

またもという感じだが、今度は『ABC戦争』。ここのところ身のまわりに谷崎潤一郎の話題が多かったので、ついでに。ABC戦争―plus 2 stories (新潮文庫)作者: 阿部和重出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2002/05メディア: 文庫 クリック: 6回この商品を含むブロ…

第1日目

冬休みのはじまりは、激烈な腹痛で目覚めるという絶不調ぶり。休息を兼ねて、裁縫および編み物に勤しむ。目的の品はなかなかの仕上がりで、なんとか使いものになりそうなのでホッとする。 恒例の観戦は、妥当な結果であったように思う。裏でやっていた蹴球も…

当日告知

2008年 秋の公開講座 「伏見学」 図会と随筆でたどる江戸時代の伏見/西野由紀(龍谷大学非常勤講師) 時間:13時30分 〜 15時20分 場所:聖母女学院短期大学 参加費:無料・予約不要 ☆ おおよそ130名の方がお越しくださったとのこと。なかには10年前の「伏…

冬の星空

「月」を「観」るのに適した「橋」のたもとに住んでいる。 谷崎潤一郎の『蘆刈』に登場する月見台も、豊臣秀吉が空の月、川面の月、池面の月、盃の月を一度に楽しんだといわれる月見台も、この辺りにあったとされている。いまでも満月の頃になると、見事な月…

学術講演

神田龍身先生のご講演を拝聴する。しかも、砂かぶりで。 講題は「『源氏物語』と『細雪』」で、わくわくし通しの濃い内容であった。ワールズ・エンドと身体の溶解。そう繋がるのか、と。 懇親会もご一緒して、とても刺激的な、楽しいひとときを過ごす。 もっ…

お買い物

昨日、生協で買った本。子どものための文化史 (平凡社ライブラリー)作者: ヴァルターベンヤミン,Walter Benjamin,小寺昭次郎,野村修出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2008/12/10メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 3回この商品を含むブログ (8件) を見る 奇遇…

ユーレー

3コマ責めの水曜日もこれで終了。喉の調子を大きく崩すことなく、無事に終えることができた。 今日は「アウラ」の概念について少し触れた。いわゆる「オーラ」ですよと言いつつ、「大嫌いな某番組(笑)」とつけ加える。講義後、「なんで嫌いなん?」と質問…

バタバタ

留学生の講義は今日で終了。だからというわけでもないが、最後の15分間で「なんちゃって茶話会」を催す。富英堂の田舎饅頭とペット・ボトルのお茶(ちゃんと煎れたくても教室では無理なのだ)をふるまう。豆を甘く味付ける習慣がなかなか馴染めない、という…

お気遣い

この週末に届いた書籍群は、今週末に迫った「伏見学」講座に関するものであった。伏見の歴史と文化 (京・伏見学叢書1)作者: 聖母女学院短期大学伏見学研究会出版社/メーカー: 清文堂出版発売日: 2003/04/20メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 2人 クリッ…

スタイル

ここのところの冷え込みで、一気に引き籠もり熱が上がっている。暑けりゃ暑いで出ないのだが、寒いと余計に外出しなくなる。悪癖。 SOHO(勝手にそう呼んでいる)でパソコンに向かいいろいろとやっつける。これが意外に寒い作業で、ずっと下ろした足は浮腫む…

ニシオカ

帰りの電車での出来事。 向かいに座った若い女性は携帯電話でペラペラ喋りつつ、自販機で買った焼きおにぎりを食べている。その隣りに座った年輩の男性は、なぜか落ち着かないようすでソワソワしている。とにかくどちらも悪目立ちしているので、気になって仕…

冬の晩餐2

ここのところ毎週のように亀岡に行っている。そのたびに食事を済ませて帰るのだが、今日は並河にあるイタリアン「キッチンGOOD!!」でコースをご馳走になる。 追加注文のピッツァ どれも手が掛けられていて、美味い。特に、鶏と胡桃のクリームソース・パス…

繋がり?

ホテルときて有頂天…。苦しいか。 やや痩せ やや太り そして、今となってはケラとケラリーノ・サンドロヴィッチが同一人物とは思えないほど南伸介化(=肥大化)してしまっている。 インディーズ御三家(笑)。

斎藤美奈子

シラバスのネタ探しに役に立つかどうかはわからないものの、読み物としても面白いわけで、よくもまぁネタ切れもせずと感心することしきり。文学的商品学 (文春文庫)作者: 斎藤美奈子出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2008/02/08メディア: 文庫 クリック: 18…

消しゴム

練り消しに、匂いつきに、小学生の頃はいろんな消しゴムが流行った。カレーやチョコなんかはかなりよくできていて、その匂いに空腹感を煽られたものである。 いちばんハマった消しゴムはなんといってもスーパーカー・シリーズ(キン消しじゃない)。なるべく…

またたび

『日本文学』12月号が手元に届く。A藤先生が寄稿しておられるので、早速ページを繰る。 もちろん、「紫のゆかり、またたび」の、題だけ見ても面白い。が、中身はもっと面白い。最後の一文とか、「らしい」よなぁ。巧いなぁ。さすがだなぁ。嫉妬(ウソ…、いや…

図書館で

先日、文献複写の依頼をしようと近くにある図書館(京都市某区)に出かけた。あいにくそこにある本ではなったのだが、申し込みはできると聞いていたからである。 受付にて用件を告げる。最初に対応してくれたのは嘱託の方だったようで、すぐに司書の方を呼ん…

落選通知

12月30日のゆらゆら帝国@LIQUIDROOMは、残念ながら先行発売の「チケットをご用意することができませんでした」、だと。 ちっ。 一般発売はこれからだが、なんで会場でしか売らないのかね。買えやしない。あゝ無念。