忘年ノ会

 土曜日は近世京都小説研究会の忘年会ということで、河道屋養老まで出かけた。ご講話は昨年に続き(自身が昨年からしか参加していないため、それ以前のことがわからないのだが)、井口洋先生による『奥の細道』の本文批判について。いつもながらの細部にまでこだわった校訂の手法に、学ぶことが多くある。また、質疑においての「理想的な作者/本文」問題についても、考えさせられることが多い。
 日々に忙殺され読みそこねていた『日本文学』の、高田衛先生の文章を拝読しながら、いろいろと思案する日曜日の昼。