送別ノ日

 昨日は本務校の卒業式ということで、早めに家を出て大学へ。
 式では学科の学生が答辞を述べ、そのしっかりとした内容に感心する。自分が卒論指導を担当した2名も、無事に送り出すことができた。式後、Kくんはすぐに帰ってしまったが、別れの握手をした際に「この卒業証書は先生のおかげでもらえたんっすよ」などと予期せぬことばをかけられる。残るHくんとは慰労会と称し鰻屋へ行く。世話になったお礼にと、もみじ饅頭をもらい、やはり握手をして別れる。手のかかるゼミ生ではあったが、それだけに思い入れも強い。教員としてはじめて送る学生がこのふたりでよかったと、しみじみ感じた卒業式の夜。