現地見学

 委員会に出席するため、昼過ぎから宇治へ。JR宇治駅前にある山川のカフェが中華料理の店になっているのに驚きつつ(洋風の甘味と胡麻油の香りとが、取り合わせとしてあうとは思えない…)、市役所へと向かう。
 開会の挨拶のあと、まずは現場へ移動し、発掘状況を見学。被り慣れないヘルメットと格闘しながら、担当の方々の説明に耳を傾ける。またもとの場所にもどり、いくつかの議題について意見が交わされた。
 ☆
 委員会に出席すると、他分野の知識に触れることができ、たいへん勉強になる。ふだん図書館や古書店を渉猟することはあっても、遺跡の発掘やその保存についての調査に立ちあうような機会はまずない。
 ともあれ、今日いちばんに感心したのは、宇治市内の小学校のほとんどにお茶専用の蛇口が設けられているということ。捻って出てくるのは番茶やほうじ茶であるらしいが、それでも充分にすごいことだと思う。