安息週間

 着任してはじめて長いと感じた怒濤の添削強化週間を終え、しばしの安息を得る。来週には次なるビッグ・ウェイヴがやってくる。前期も残すところ5週、なんとか無事に乗り切りたい。
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 恒例の講義アンケートは、本務校の場合、前期のなかばに実施される。結果を集計し、その後の講義にフィードバックさせたいという配慮によるものらしい。一理あり。
 担当科目のなかの受講生がいちばん多いコマだけが対象となり、今回は近世文学の講義でおこなわれた。結果をみると、「版本を手にとることができてよかった」という意見が多く、ほかにも「わかりやすい」、「楽しい」などとおおむね好評で、胸をなでおろす。もちろん、わかりやすさ、楽しさだけが学問的探求心につながっていくわけではない。が、楽しくなければ興味もわかない。初年次生の多い講義はなおさらである。その意味で及第点はクリアできたのではないかと思う。たぶん。
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 昨日は健康診断で、ひととおりの検査をしてもらう。所要時間30分強、ほぼ待たされることもなく終わる。この半年で2kg減量、2%減少、血圧下降と、さがり尽くし(あと視力も)。もとからないに等しい体力もかなり落ちているだろう。これではまるで生物としてフェイドアウトしつつある状態なのではないか(あんま、気にしてないけど)。細く短く、こっそりと。これをモットーに生きていこう。