心地よさ

 本務校の講義は日本語表現に国文学講義を加えた10コマを担当している。
 前者は、部門を立ち上げるための試用期間で練られたテキストがすでにあり、成果を上げられるかどうかは自身の腕次第。責任は重大であるが、無からプログラムをひねり出すことに比すれば負担ははるかに少ない。部門のリーダーに感謝、である。
 それに対し、後者は、新入生が近世文学の基礎的知識を身につけることのできる内容かつ「王道」の作品を扱うという条件をクリアしていれば、それぞれの裁量に任されている。ゆえに、相当のプレッシャーを感じつつ初回の講義にのぞむ。
 結果としてはなかなかの好感触(ただの自己満足?)で、反応もよく、非常に楽しみながら進めることができたように思う。やや饒舌に過ぎるのはご愛敬。雰囲気の維持に努めたい。