第1週目

 本務校に着任して5年が経ち、6年目のシーズンがはじまった。担任を務める2年次生はすっかり大学に馴染んでいるにもかかわらず、作品研究の発表順を決める際、(担任のくせに)学生の名前が出てこない。顔も個性も把握しているのに、名前だけが出てこない。耄碌ということばを実感する。
 本年度は卒論×3(西鶴・秋成・馬琴)と演習×5。希望者が減少傾向にあるのは気がかりだが、それぞれ総数がすくない学年なので仕方がないという面もある。
 子ももうすぐ2歳になる。そろそろ通常運転の感覚を取り戻さねばねばねば(遅すぎィ)。