学生面談

 担任を務める2年次生は、この春休み中に、3年次生で受講する演習クラスを決めなければならない。その先には卒業論文の作成が控えているわけだから、非常に重要な決断である。明日からはじまる秋学期試験に関する質問とは別に、どの時代、どの教員の演習をとるのがよいか、相談にやってくる学生も少なからずいる。
 「楽しい」だとか「好き」だとか、たとえば壁にぶつかったときに乗り越えられるほどの愛情が感じられるモノ/コトであるかを基準に、選ぶのがよいと思う。自身も、ヘタノヨコズキながらも、オモロイとかスゴイと感じることのできるモノ/コトだったからこそ、研究を続けることができた。たとえ研究者を目指すのでなくとも、同じことがいえるだろう。
 心の中では「近世ニシトキ!」と思っていても、そこはやはりぐっと我慢をする。