フタツキ

 この週末、3月まで同僚だったK先生が関西に戻ってこられた。昨日はランチをご一緒し、本日は古巣である天理へ調査にみえた。共同研究室で2ヶ月ぶりに顔を合わせたW先生が「懐かしいとか思わないくらい、毎日顔を合わせてる気分ですね」と言っておられたが、その表現がぴったりだと感じるのはK先生のお人柄ゆえなのだろう。
 「突然の来訪」を知らされていなかったにも関わらず、卒業生やこの春に他大学へ編入した学生がふらっと姿をみせ、ふとタイムスリップしたかのような感覚に見舞われる。
 そこを旅立とうと、戻ってくる場所があり、あたたかく迎えてくれる人がいる。現本務校の魅力は、これに尽きるのではないかと痛感した、月曜日の午後。