カサネル

 先日の会議の際、同僚のM本先生から「坂本慎太郎のソロの初回限定版が即完売し、すでにプレミアがついている」ことを教わる。重複購入による返品処理は早まった判断だったのか。家人は「別にええやん」という。そうか。そうかも。
 ずっと未開封のままにしていたアルバムを、ようやく聴く。年を重ねることとはこういうことなのかと、妙に納得する。同世代の感慨。「空洞」の向こう側にあった達観が、心地よい。