懐かしの

 京都近世小説研究会に出席するため、昼過ぎから今出川へ。通い慣れた道を歩きつつ、向かった先はかつての母校。生徒として毎朝の礼拝に参加していたその場所は、若干の変化はあるものの、当時と違わぬ重厚感を漂わせていた。
 ☆
 主催者のひとりH瀬先生がお声をかけてくださり、悪癖の出不精を克服せねばと、参加する。担当された方々の発表を拝聴し、おおいに知的好奇心をくすぐられる。研究をするうえで生の資料に触れることの重要性とそれができることの貴重さとを、つくづく思い知る。京都はやはり、すごい。