難読文字

 京都の地名には難読文字が多いとよくいわれる。奈良にも結構ある。しかし、名古屋にこれだけあるとは意外であった。
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 そもそも大学の所在地が読めない。「長久手町長湫片平」。どちらも同じ「ナガクテ」なのだから、漢字を統一してはどうか。
 近隣で評判のいい洋菓子店(ホントに美味い!)は「杁ヶ池公園」のそばにある。「イリガイケ」と読めなくもないが、はじめはさっぱりわからなかった。
 「口論義」にいたっては地名と思えない。血気盛んそうな字面で、「コウロギ」と読むらしい。ある意味、そのまんまやん。
 他に、失念したが木偏の難読文字を多々みかける。サピア=ウォーフの仮説風にいうと、美濃地方から伐り出された材木の集積地だったからなのか。いわゆる輪中からは外れた地域なので、関係がない気もするが…。
 人名も、関西地域ではみかけないものが多く、とても新鮮である。