オシマイ

 本当のホントウに、今日で最後。来年度は出講しないS南大学の、試験の日。実施する(=早朝に起き、片道2時間かけて通う)ことよりも、300以上の答案に立ち向かわねばならぬことのほうが、よほど堪える。
 学籍番号と氏名のほかは白紙でウラの隅に「すみません。」と書かれたモノ、辞書の解説をそのまま写しただけと思しきモノ、何でもいいから文字で埋めてみたモノ、板書した単語を羅列しただけで助詞が一切ないモノ…。今回はなかなかツワモノ揃いのようである。
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 基本的に持ち込みは何でもOKなスタイルで試験を実施しているため、必死で電子辞書をひく学生の姿も珍しくない。
 本日、試験中の巡回をしていたときのこと。ある学生の電子辞書に浮かび上がった文字に衝(笑)撃をうける。


 「さんしょうていからく」


 ??? のち、!!!
 どうやら問題文にあった「参照」の意味がわからず、調べているうちソレに当たったようで、笑いを抑えるのにひと苦労する。