未完の書

 下巻の校正まではあがっていた(はずなのだ)が、結局、刊行されることなく7年が過ぎようとしている。師がつけた注はどのようなものであったか。知る術もない。残念。

雍州府志―近世京都案内 (上) (岩波文庫)

雍州府志―近世京都案内 (上) (岩波文庫)

 この半日、江戸時代の正月関連行事について調べていて、基本的にはこれに頼るところが多い。 ☆
 両書とも黒川道祐の著作で、日本漢文で記述されている。本家本元に比べればさほど難解ではないけのだれど、これがなかなかに厄介なのである。できればどちらも師の校注で読みたかった。残念。