満員御礼

 今日が初回の特殊講義(名所図会学)は、教室のAV機器が一新されていたため準備に手間どる。前期までの天井につるされた14型くらいのモニター×4は、「先生のせいじゃないけどわかりにくい」とすこぶる不評だった。ようやく大きなスクリーンが設置され、格段にみやすく/やりやすくなる。これに差し棒がくわわれば完璧か。
 ところで、前期に留学生別科の講義をうけていた韓国出身の学生が、「(先生の)専門科目を受けたい」といっていたのは6月末のこと。後期からどうぞ、と答えておいた。実際に受講するかどうかは不明であったが、興味を示してくれたことがとにかく嬉しかった。本日の講義後、その学生が質問にあらわれ、受講登録をしたと知らされる。些細なことかもしれないが、やはり嬉しい。
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 留学生別科の講義も今日が初回。春よりも秋に来日する学生が多いので、後期はいつも受講者が多い。が、定員20名くらいの小さな教室に、16人もの学生がやってきた。これまでの最高記録じゃなかろうか。
 これだけの人数が集まれば、出身地はイギリス、フランス、フィンランドチェコアメリカ、タイ、中国、香港、台湾、韓国と実にヴァラエティゆたか。ただ、初回は履修登録前のお試し期間なので、実際に受講する学生はもう少し減るはずである。
 まぁ、多すぎるのは大変だが、減りすぎても凹むか。