顎内学会

 土曜日は学内学会に出席するために大宮まで出かける。発表者は4名、実に盛会。
 事前に先輩先生がご出席されるとお聞きしていたのだが、お見えにならなかった。話したいことがいろいろとあったので残念である。お手紙でも書いてみよう。
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 学会発表というのは、学内であれ学外であれ、パフォーマンスの場であると思う。テクストをどのような切り口で料理していくのか披露し、「どや!」と見得を切らなければならない。そこにはエンターテナーとしての素養が要求される。数を踏めばそれなりにこなせるようにもなろうが、やはり、見得を切るだけのしっかりとした下地が必要となる。
 ひるがえってみるに、「質疑応答のほうがうまい」と評されることが多かったが、しかし、単に大胆(という名の痴者)なだけだったかも知れない。果たしてそこにきちんとした下地があったかどうか、疑わしいものである。いまさらではあるが、ひとのフリみて反省しきり。