ねじれる
実母との会話が苦手である。
「I'm the law」そして「I'm the justice」。服従するしか術はなかった。だから、頑張って会話をしようと思っても、必ずねじれが生じてしまう。
距離を置いて暮らしはじめて、ますます溝は深まった。今では共通の語彙すら見出せないので、表面的な意味のないどうでもいい会話しかできなくなってしまった。苦痛すら感じる。
こうなったらもう、黙するしか道はない。
- 作者: 仲正昌樹
- 出版社/メーカー: 晶文社
- 発売日: 2005/06/25
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 40回
- この商品を含むブログ (54件) を見る