山本幸司著『〈悪口〉という文化』

 注文していた古本が届く。

〈悪口〉という文化

〈悪口〉という文化

 公衆の面前で人を謗るような風習がいまでもある。おおよそ祭礼行事と結びつけられ、その勝敗によって無病息災や幸運が約束される。悪口祭や悪態祭などと呼ばれ、かつては社会的秩序を保つためのガス抜きとしても機能していたのだという。
江戸の幾何空間

江戸の幾何空間

 野口武彦著『江戸の幾何空間』にも似たようなことが書かれていた気がする。比してみるに、前者の場合は世界各地の俗習に言及しているところがミソなのか。