現地視察

 午後から宇治川太閤堤遺跡保存整備検討委員会に出席のため、宇治へと向かう。ここ数日は秋の気配が感じられるようになってきたので、川縁だとなおさら心地がよい。現地を視察するにはよい日和だ。といいつつも、強風と砂塵には参った。
 すでに新聞記者発表はされていたようだが、新たな発掘があったと知らされる。それは庭園とおぼしき遺構で、炉の跡も含まれていた。この炉、少なくとも数度の使用が確認されるとのこと。興味深い。30日13時〜15時に現地説明会(略してゲンセツというらしい)がある。
 散会後、平等院脇にある「鮎宗」で懇親会をもつ。考古学や土木工学など、普段は触れる機会がほとんどない方面のおはなしを拝聴し、知的な刺激を受ける。念願の「宇治丸」(ここでは鰻の飯蒸)も食すことができ、実りある一日だった。
 食前に出された茶団子があまりに美味であったので、土産として購入(本日、3本をたいらげたことになる!)。この「茶だんご田楽 宇治三昧」はひと串で煎茶、抹茶、ほうじ茶の3つの味を楽しむことができる。なんとなく得をした気分。