鉄道紀行

 近江鉄道の存在は知っていたが、今日はじめてそれを利用した。地元では「ガチャコン」と呼ばれているらしい。初乗り運賃が日本一高いと聞いたことがあるが、いまでもそうなのだろうか。近江八幡から八日市まで、400円。阪急電車なら河原町から梅田までの運賃に相当することを思えば、割高なのかもしれない。途中、新八日市の駅舎を見て、歴史を感じる。惜しまれるのは、後から取り付けられたとおぼしきドアが現代的なアルミ製であったこと。
 帰路、JR奈良線でトラブル発生。前を走る快速が車輌の不具合で立ち往生し、完全にストップしてしまった。なんの説明もないまま10分ほど放置され、ようやく動いたかと思うと止まる、それの繰り返し。結局、乗っていた普通電車に故障した快速を連結し後ろから押すことになったと聞かされたのは、停止後30分以上経ってからだった。ローカル線であるがゆえ、他路線で引退した車輌を使用している。再利用なので不具合を起こしてしまうのは仕方がない。が、トラブルに対する説明がなんらなされないというのは問題である。あかんやろ、JR。
 とりあえず、通常は10分程度で済む行程に1時間以上かかってしまったが、夕立に遭わずに帰宅することができた。