中野長者

 本日の特論の講義で、中野の淀橋について触れた。かのヨ○バシの創業地だという。そのような話しをしても近世につながらない、ということで、「姿見ずの橋」から「淀橋」に改名されたとする『江戸名所図会』の解説について考察してみた。
 すこし気にかかることもあり調べてみると、中野長者の伝説をとりあげた半井桃水『姿見ず橋』(大正3)に辿り着く。浮霧霧霧霧。この時期のこうした小説の題材と「名所図会」に載る説話との関連については、今後、考えてみるとよいのかもしれないなどと思いついた、月曜日の夜。