症状悪化

 「死ぬかと思った」、「生きててよかった」。
 昨日が今年度最後の講義にして絶対休めない(試験日が決定しているので補講が困難)状況のため、投薬で重い頭を抱えつつ出講する。学生にうつさないよう大きなマスクをつけた姿はさぞかし怪しかったであろう。声も出ないし、すぐに咳き込む。講義はとうてい無理なので、課題(「W・ベンヤミン『複製技術時代の芸術作品』抜粋文の感想を書きなさい」)を与え、それを提出してもらうことでなんとか乗り切る。途中、「授業したくないだけなんとちゃうん」という中傷あり。怒る気力も体力もすでに無く、ただただ悲しくなる。
 帰宅後、体温を測ると、案の定、38.6度にまで上昇。息をするのも、横臥するのも、すべてが苦しい。インフルエンザではないと診断されたが、ホンマかいな。
 今朝(実際には正午)起きて、なんとか生きていることを確認。ただ、完治にはほど遠い。