推薦図書

 先日、阿部和重アメリカの夜』が面白かったという話をしていたら、家人が書庫の部屋をゴソゴソやりつつ「これもきっと気に入る」と1冊の文庫を差し出した。

挟み撃ち (1973年)

挟み撃ち (1973年)

 そうきたか。ずいぶんと前にも薦められたけれど、いつもの「小説嫌い」が災いして読まないままでいた。さすがに2度目なので、読むとしますか。
 著者の尽力により、かつて近畿大学文芸学部は魅力ある講師陣を揃えていたが、今はどうなんだろうか。あまり評判を聞かなくなったように思う。